気にしてくれること

 をいいことに人に甘えて、構ってもらって、でもそれは果たしていいことなのだろうか。


 別に相手が構わないならばいいのかもしれない。問題は構ってくれる人が多少はいるにも関わらず、それでも満足していない自分の贅沢さ、自分が恵まれていることをすぐ忘れてしまう麻痺した感覚だ。


 人間なんてものは、気づけば地球を中心に世界が回っているなんてことを考えるのもおかしいことでもなく案外自然なことなのかもしれないと感じてきた。究極のご都合主義。


 あの人が夕飯を誘ってくれたのも、実は話を聞いてくれるということなのではと、また自分本位に考えてしまう。そうでもそうでなくても、自分をまだ見ててくれている人がいるというのが幸せなことだということぐらいはまだわかる。ここは何も考えずに甘えさせてもらおう。


 やっぱり日本人はラーメンだよ。ラーメンを食べよう。