人の夢が儚いのか、ただ現実が厳しいのか

 やっと休日。休める日が休日。


 休めると言っても自分の家では何だか落ち着かない。寝転がってPCに向かうから腰は痛くなるし、家族の活動時間が違いすぎて睡眠が邪魔されるし、そもそも家族と暮らすのが……。青二才の戯言と言われても仕方ないけれど、実際問題自分の親の馬鹿さ加減にはほとほと呆れ返るばかりで。親の背中を見て育つ、あれ、父親の背中を見てだっけか、育つと言ったりするようなしないような気がするけれど、ウチの場合は反面教師だ。見てて子供として悲しくなってしまう。そんな父親を見て嘆くしかの能のない母親も母親でお里が知れる。オレのお里も知れる。



 ここのところ少し忙しい生活をしていて気にする暇がなかったけれど、メガネをかけたら自分の家の汚さに気づいた、の様な感じ。忙しい忙しい言って実際何してるかと言えば、友人と遊んだりバイトだったりイベントに参加したりと何だか大学生と言ったことばかりで、ほとんど自分自身の為のことと言うか将来の為のことはできていなかったりもする。楽しいことばかりしていると時間があっという間に過ぎていくし、何かを得たかのような気になってしまうから本当はそんな短絡的で快楽主義な生き方はまだしたくないのだけれど、流されやすい自分は簡単になびいてしまう。



 夢、いつかはそんなものもあったなぁ、などと言ってそうな人間にちょっとしたらなってしまうような気がする。まさに親父とか母親とかね。自分ももう少し気を引き締めるべきかしら、と家に久しぶりに長くいて気づいた。